プロジェクションマッピング
「sphere」
2021年2月下旬に名古屋で行われた音楽イベントで公演。テーマは状態変化。オブジェクトの制作および投影、映像コンテンツの作成を行いました。
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プロジェクト概要
依頼者
イベント参加のためなし
プロジェクトリンク
なし
製作期間
投影物制作:2021/2/15 ~ 2/17映像制作:2021/2/17 ~ 2021/2/23(1週間)
使用したツール
作品概要:
物質が持つ、固体/液体/気体 の「3つの状態」をモチーフに、変化と安定をテーマとして音楽に合わせた映像表現を、扇状の会場に合わせて球体のオブジェクトへマッピングを行い表現する。
制作秘話 投影オブジェクト編
"素早く設営と撤収できるオブジェクト"
今回は時間の都合上、素早い設営と撤収が求められた。そこで水上歩行ボールとして知られる、透明なPVC製直径2mのボールを用意。これにより、折り畳み時 W40cm × D40cm × H90cmでの搬入が可能となった。また投影前の設営についてもブロワーによって空気を入れるだけで完成するため、最短10分程度での設営が可能となった。
人間モデルとのサイズ比較。2メートルもの巨大な大きさに膨らむ
投影準備
"球体かつPCV素材へ投影の道のり"
水上歩行ボールは透明のため、投影には加工が必要になる。初期では柔軟性のある塗装で全体を塗りつぶす、中に煙を充満させることでスクリーンの代わりにするなど、様々な案が挙がっては消えた。
最終的には市販されていたバランスボールカバー(50cm用)の型紙を4倍に拡大した『特製水上歩行ボールカバー』を作成。
約15時間におよぶ必死の裁縫作業ののち、ついにカバーが完成。早速球体に取り付け、投影の確認を行った。取り付けには20分ほど時間がかかったが、幸いなことにボールの空気を抜くことでカバーを含めて折りたたむことが可能であった。これにより現地では空気を入れるだけで問題なく復元できることが明らかになった。