こんにちは、こがね💎(@kogane_HL)です。
最近軽い映像演出付きのクイズイベントを作ったのですが、そのプレイヤーとしてPowerPointを使用しました。聞きなれない組み合わせですが、意外とイベントのプラットフォームとして汎用性がありそうだったので、備忘録としてまとめておきます。
第一回の今回は、PowerPointをイベント運用のプラットフォームとして使うにあたってどのような利点があるか見ていければと思います。
PowerPointの利点
- 誰でも操作できる。
シェアNo.1の名前は伊達じゃない。小中高とパソコンを触った人なら、WordとExcelとPowerPointは必ず触れる。会社で働けば、業種限らすofficeは標準インストールされている。
そんなソフトウェアは貴重で、操作を覚える手間もないので、当日慣れないソフトを使って四苦八苦しなくて済むという点はとても大きいと考えられる。 - タイミングの制御
ファイルを切り替えることなく、同一のソフトウエアで表示が可能なので、スライドの切り替えやアニメーションのタイミングに特別なスキルは必要なく円滑な進行が可能。 - 追加、変更に強い
スライドの複製をすることで同一アニメーションを持った違うスライドを複数作成できる。今回のクイズイベントには、繰り返しの流れを簡単に作ることができ、とても便利。
PowerPointの欠点
- 対話的な要素の不足
誰が正解したか、現在の得点ランキングなどの動的な要素を扱うことが難しく、休憩時間などに人力で集計、記入をするなどの作業が発生してしまう。
できる限り、ユーザーとの対話は司会進行に任せ、淡々とクイズの進行を行う構成を考える必要がある - 制限された表現
PowerPointではalpha情報を持った動画を扱うことができないので、もし背景を生かしたまま動画を重ねなければならない場合、工夫が必要となる。また、レイヤーモード(加算や乗算)も使用できないので、動画を使える箇所が大きく制限される。
一応、シェイプを使ったクリッピングが使用できるのでこちらをメインに使用する事になる。
上記に挙げた欠点は、PowerPoint VBAを使用することで改善できるが、Excelに比べ情報の少なさから一般的には広まっておらず、まだ発展の余地があると思われる。
クイズイベントの種類と適正
クイズには様々な種類があり、特徴や性質も多岐にわたります。
形式・ルールの一覧 – クイズ辞典 – atwiki(アットウィキ)によるとその数14種類。
一度これらの性質をまとめて分布図にすると以下のようになります。
ここで注目してもらいたいのが、回答と正解が真偽で区別できるものが多い点です。
先ほどの欠点で挙げた「対話的な要素の不足」から考えると、左下の領域がPowerPointで作る際に最もコストが低く、向いていると判断できるかと思います。
まとめ
今回は、前準備としてPowerPointとクイズの相性についての投稿になってしまい、あまり技術的な話ができませんでした。次回からは、AEなどで作成した動画をどのようにPowerPointに組み込んでいくか、負荷についてまとめていければと思います。
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