こんにちは、こがね💎(@kogane_HL)です。
前回はPowerPointで実施する「クイズイベントの種類と適正」をまとめました。
結論としては「回答の内容と正解の内容が固定されているもの」であれば、スムーズに運用できるとのことでした。
今回からはPowerPoint上にアルファ動画を埋め込み、利用できるのかの検証を行っていきたいと思います。
PowerPointに対応している動画形式について
PowerPointにインポートできる動画については、公式に記載があります。
Windows環境下では
- .avi
- .mp4
- .mov
- .mpeg
- .wmv
が使用可能です。
アルファを持った動画ファイルの扱いについて
PowerPointには、aviがインポートができますが、検証時点(2024/04/24)では、アルファチャンネルはサポートされていないようです。
実際にアルファチャンネルを持った動画をインポートしても、該当チャンネルは無視されて背景が黒で置き換えられてしまうようです。
アルファを持った動画ファイルの扱いについて(外部コーデック)
PowerPointでは、上記で挙げた推奨形式に加え、PC上にインストールされているコーデックを使うことでも他の動画形式を再生することができます。
そこで、動画編集者ご用達の「Ut Videoコーデック」をインストールしてこちらも試してみます。
書き出し設定は RGBA VCMでした。
こちら、残念ながらインポート時に「アップグレード」なる文言が入り、変換されてしまったようです。
以上2つの方法を試しましたが、どうやらアルファ情報を持つことはできないようです。
アルファ以外での透過方法について
上記見てきましたが、動画自体をアルファで書き出して透過することは難しいという結論でした。
このままでは、まともにツールとして運用は難しそうと考えられますが、PowerPointにはもう一つだけ利点があります。
パスのマスクによる動画の切り抜きと配置について
PowerPointには、背景を図形に合わせて切り抜く方法があります。
こちら、実はパスを手動で引くこともでき、複雑な形に切り抜くことが可能です。
この手法を用いると、動画にマスクをかけられ、背景を透過することが可能になります。
※下記はavi(Utコーデック)ですが、アルファ情報を使わないのでコーデックは関係なく、どの動画にも利用できます。
次回はこちらのパスで切り抜く方法を使用して、いくつか作例を挙げながら確認をしていこうと思います。
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